皮膚悪性腫瘍、良性腫瘍、静脈瘤などの手術をすでに4500例以上行ってきました。手術は全て日帰りです。腫瘍に関しては良性、悪性の判断の判断は最終的には病理組織検査(顕微鏡での検査)になります。全身麻酔が必要な場合は総合病院に紹介し連携を取りながら行っていますので安心して受診してください。
*外科・皮膚外科は完全予約制となっております。予約時間に遅れる場合にはお電話にてご連絡をお願いします。
場合によっては予約をお取り直しいただくこともあります。ご理解のほどよろしくお願いします。
皮膚外科、外科で治療する疾患
体中どこにでもできます。皮膚の下に毛穴の袋ができ、中に角質が溜まってできる良性の腫瘍です。皮膚の下からドーム状に盛り上がったできもので、真ん中に毛穴(開口部)が見え、できものを押すと中の腐臭を伴う角質が出てくることもあります。自覚症状が無いと気づかないこともよくあります。
時間とともに大きくなり時には10cm以上の大きさにもなります。炎症を起こしてしまうと切除範囲が大きくなったり、粉瘤の袋の範囲同定が困難になり取り残したりする可能性がありますので再発の原因にもなります。痛みが強い場合、膿が出てきている場合は切開、排膿する必要があります。粉瘤が疑われるしこりを見つけたときには、一度ご相談ください。
皮膚がんの多くは一般に日光にあたる顔面や四肢に発生します。高齢者に比較的多いので、高齢化社会を迎える今後、皮膚がんの発生増加が予想されます。内臓に発生するがんと異なり、目に見える部位に発生するため、早期での発見が可能です。
こんなほくろの変化には注意が必要です
また、湿疹様の病変の中には、乳頭部、乳輪部の乳房Pajet病や、外陰部、腋窩の乳房外Pajet病の場合もあります。
いずれにしても、早期に皮膚科専門医のもとで適切な診断・治療を受けることにより、完治する皮膚がんも数多くあります。
足の血管がふくれてこぶの様になる病気です。血管には動脈と静脈の2種類があり、下肢静脈瘤は静脈の病気です。足の静脈の役割は、心臓から足に送られ使い終わった汚れた血液を心臓に戻すことです。下肢の静脈血は筋肉の収縮に伴うポンプ作用と静脈内の弁によって、心臓に戻っていきます。下肢静脈瘤は、この弁が長年の立ち仕事・出産・遺伝的要因などで破壊されて静脈の逆流が生じた結果おこる病気です。
初期は自覚症状な無いことが多いですが、症状が進行すると、足のむくみ、だるさ、こむら返り(足がつる)を日常的に起こし患者さんを苦しめます。また、湿疹や潰瘍(深い皮膚の傷)を生じることもあります。
下肢静脈瘤のセルフチェック
診断は下肢静脈瘤診療の経験の豊富な医師に受けることが大切です。静脈瘤を標榜しているところで、下肢静脈瘤ではないといわれてセカンドオピニオンを求めて当クリニックを訪れ、詳しいエコー(超音波)検査をしてみると下肢静脈瘤が原因であることが分かることも少なくありません。他院で静脈瘤でないといわれた方も本当の原因は下肢静脈瘤かもしれません。
当院では日本静脈学会特別会員、日本脈管学会特別会員、日本心臓血管外科名誉専門医による的確な診断、治療(日帰り手術)、日常の生活指導まで行っています。
年度 | 1999~2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 合計 |
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乳腺 | 765 | 59 | 56 | 45 | 55 | 980 |
血管外科 | 1354 | 60 | 39 | 33 | 41 | 1527 |
皮膚疾患 | 2817 | 179 | 147 | 115 | 132 | 3390 |
合計 | 4936 | 298 | 242 | 193 | 228 | 5897 |